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七田 洋子

壁芯面積と内寸面積

NEWS

2023.11.25

ボーダー

      

こんにちは!なな子でございます。

 

勤労感謝の日までは凄く暖かかったのに、急に寒くなりましたね。

ハンドクリームを塗っても、カサカサです。

 

さてさて、不動産広告等をご覧になっていると、面積の表記に「?」となった事はありませんか。

私は広報するまで、「壁芯面積」と「内寸面積」という2つの異なる計測方法が存在するのを知りませんでした。

でも、これは必ず知っておきたい面積の表記です。

それぞれ、ご紹介します。

 

壁芯面積とは?

壁芯面積は、文字通り建物の壁の芯(中心線)から芯までを測る方法。

広告等で見かける「専有面積」です。

この計測方法では、壁の厚さも含めた面積が算出されます。

そのため、実際の住空間よりも広い面積が示されることになります。

特に、壁が厚い物件では、壁芯面積はかなり大きな数字になり得ます。

 

内寸面積とは?

壁の内側、つまり実際に生活をするための空間だけを計測する方法です。

このため、壁芯面積と比較すると数字は小さくなりますが、これが実際に生活する上で利用できる面積となります。

また登記される面積(登記簿面積)は、この内寸面積となります。

税制面で気を付けたいポイント

住宅ローン減税や登録免許税の軽減などの税制上の優遇措置を受けるための面積基準は「内寸面積」です。

したがって、壁芯面積が記載された広告を見て購入を決めたものの、後になって内寸面積が減税の基準に達していなかったために優遇を受けられない、というケースが発生する可能性があります。

 

他にもまた、固定資産税を計算する基礎となる固定資産評価証明書上の面積は、共用部分の面積を共有持分で按分したものが含まれているため、壁芯面積や内寸面積とは異なる数字が出てきます。

これは税金の計算に用いられるため、売買契約に直接影響するものではありませんが、物件の価値を把握する上で重要な情報になってきます。

 

今度、不動産広告を手に取る事があった際は、面積がどちらの表記になっているか見てみてくださいね。

 

ではでは~♪