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七田 洋子

家の災害対策について

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2024.09.22

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こんにちは!なな子でございます。

 

秋の夕暮れは、とても変わりやすく急に大雨になったり雷が鳴ったりする日も多くなりました。

昼間は真夏ですが、朝晩の気温の変化や夕立などがくると、季節がかわってきてるな~と感じます。

 

さて、家づくり計画をするにあたり、どのような耐震強度がある家づくりをするのか?というのは、各社それぞれ方法があります。

建築会社を決める要素の1つにもなっているのではないでしょうか。

 

ですが、水害は?

家づくりをするにあたり、ハザードマップを確認した土地選び以外にもやれること。

 

 

■雨水浸透桝(うすいしんとうます)を設置する。

 

雨水などを集めて一部を地面に吸収させるための集水設備です。

雨どいなどから流れてくる雨水をバケツのような形に受け止め、側面や底面にある浸透孔から地中に浸透させる構造。
浸み込んだ雨は地下水や湧水となってゆっくりと川に到達するため、全ての雨水が一度に川に流れ込むことを防ぐことができます。
都市部ではアスファルト化が進んでいるため、雨が降っても地面まで吸収されるのに長い時間が必要になります。
浸透桝を設置することで、地表に雨水が集中して貯まることを防ぐことができます。

 

メリット

1.浸水被害、河川の氾濫の抑制

都市部など市街地化が進んでいる地域では雨水はほとんど浸透せずに道路や河川にそのまま流れ込んでしまっています。
雨水浸透ますを使い地下へ浸透させることで地表を流れる水の量が減り、時間をかけて河川へ流れ込むため浸水被害や河川の氾濫を抑制することができます。

地域によっては治水対策として雨水浸透ますの設置を推奨しているところも。
地域の役所のホームページで確認してみてください!

 

2.地下水位低下による地盤沈下を防ぐ

建物や舗装で浸透できる土地が少ない地域では地下水位低下による地盤沈下が起こりやすくなってしまいます。
浸透させることで地下水を回復させ地下水位低下を防ぐことができます。

 

3.自治体の補助を受けることができる

自治体によっては補助制度がないところもありますが多くの自治体では雨水浸透施設に対して補助制度を設けています。
設置前の申請が必要ですが、補助を受けることができれば雨水浸透施設設置にかかる費用を一部負担、または全額負担してもらえます。

 

 

デメリット

1.浸透機能には寿命がある

ますに集めた雨水は浸透穴を通して地中へ浸透させていきますが、浸透穴が土や砂などのゴミで詰まってしまえば浸透能力は落ちてしまいます。
メンテナンスをすることである程度回復させることはできますが何十年も使えば浸透機能は失われてしまい、いつかはただの雨水ますになってしまいます。

 

2.通常の雨水ますより高額になる

製品の値段もそうですが、施工の手間が増えるため工賃も通常の雨水ますより高額になりやすいです。

 

災害がないことを祈りますが、異常気象で分からない昨今。

対策方法を知っておいて損はないと思います。

 

ではでは~♪