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七田 洋子

屋根の形と呼び名

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2021.04.01

ボーダー

      

こんにちは!住宅コンシェルジュのなな子でございます。

 

今日はエイプリルフールですが、皆様はどんなウソつきましたか?

ウソをつくと息子から「ウソつく人は刑務所に入れられるから、僕ともう一生会えないよ」と言われます。

私から愛されている事を自覚しすぎている発言に少々引きますが、何だかんだで可愛い息子です。

 

先日、移動中に部長からクイズを出されました。

あの屋根の形は、何?

答え「切妻(きりづま)」

 

この名の由来は、妻は配偶者という意味の他に「端」という意味もあります。

昔、奥さんは建物の端にいることが多く、その場所を「妻」と呼ぶようになったという説もあるそうです。

何とも、昔の日本ならではな意味ですね。。。

 

住まいでは、棟の直角にあたる壁面を「妻」と呼び、切妻屋根は妻側の屋根を切ったような形です。

そこからこの名前がついたとされています。

 

切妻は山形のシンプルなデザインで、雨漏りがしにくいなどの長所があります。

日本では古くから用いられており、伊勢神宮の神殿は切妻屋根の代表例です。

 

さてさて、お次は…

答え「寄棟(よせむね)」

 

四方から棟を中央に向かって寄せるため、寄棟。

貫禄のある、落ち着いた雰囲気がありますね。

寄棟は、強風にも高い耐久性。

唐招提寺の金堂などは、寄棟屋根の代表例です。

 

そして、よく見かけるのが

答え「片流れ」

 

文字通り、雨水なども片方に流れるためについた名前。

クールな印象です。

方角がよければ、太陽光パネルや温水器などを多く設置できる屋根です。

 

他にも色んな屋根の形と呼び名がありますが、ほとんどが日本建築独特のもの。

雨が多い日本の気候風土が勾配のある屋根を生み、住まい自体を雨水から守るために出来あがったといわれています。

 

面白いですね~!そして、学生の頃は興味がなかった日本の歴史。

年齢を重ねると、興味がだんだんと湧いてくるのはなぜでしょう。。。

あの時、もっと勉強してたらな~と後悔します。

 

この年齢になってくると、何かを覚えるのに時間と手間がかかります。

部長にクイズを出されてすぐに言葉が出ず、部長の死角になる位置にいたのでカンニングしたら、すぐにバレました。

 

どんまい、私。